D.C.(P.C)〜ダ・カーポ〜(プラスコミニュケーション)

(画像は製品版パッケージとは関係ありません)





製作会社:サーカス(ノーザンチーム)

原画:たにはらなつき 七尾奈留 秋蕎麦 かゆらゆか 
影山由多 みつまむ igul

シナリオ:
呉 一郎  御影 まり よこよこ MAC-G  御巫紫苑
鈴木雅詩 長嶋日出晴 鈴木達也



  立ち絵:★★★★☆
  
イベントCG:★★★★★

  シナリオ:★★★★★
  (総合的に見た場合) 

    音楽:★★★★★
(サーカスの音楽センスについて今更語らなくてもいいと思いますが)

  システム:★★★★☆
(比較的バッドエンドに逝きにくくなってます、ガヤシステムも新鮮)
     
攻略可能人数:13人
(今回からこの項目を追加しました)







サーカスが生み出した大ヒットAVGです、CDやアニメ、コミックにノベルズなどの数々の関連グッズも売れに売れ
この作品によってサーカスの認知度は爆発的に向上、ファンディスクを三種類も出すこととなりました

このゲームの数ある魅力のうちの一つはその登場キャラの多さと個性にあると思いますね、
D.C.までは攻略キャラ数が6人だったんですがPS移植版のD.C.P.S〜ダ・カーポ〜プラスシチュエーションでは
隠しキャラ含めて一気に13人に増量、倍以上に増えてます。抹茶の今までやったゲームのなかで歴代1位の攻略キャラ数です
(ちなみに2位はシスタープリンセスの12人)
さらに注目すべきは多彩な萌え要素個性、ざっと上げていくと
義妹・従妹・幼馴染・学園のアイドル・姉妹・先輩・後輩・お嬢様・ロリ・メガネ・
アンドロイド・巫女・ネコミミメイド・クマ・宇宙人・幽霊・801(?)・バナナ









多少二行目辺りが理解しにくい設定ですが
しっかり王道は押さえつつさらにユーザーに会わせて様々な設定を持たしています。(姉がいませんがね)



メーカー側の保障プレイ時間は40〜50時間
ジャンルはズバリ




こそばゆい学園恋愛アドベンチャー


相変わらずノーザンチームのジャンル名については深く考えさせられます、

システムにおいてもガヤシステムという一風変わったものを採用
マップ移動時にどこに誰がいるかを声を聞いて判断するシステムですね。2週目以降はだるいだけですが

さてシナリオ紹介といきましょう。








しんしんと桜が舞っている。

狂ったように舞っている。

驚くほどゆったりと。

音もなく。

天使の羽のような花びらの散りざまは、まるで永遠を思わせる一瞬。



──それはダ・カーポのように繰り返す世界──





1年中、絶えることなく桜が咲きつづける不思議な島『初音島』。

薄桃色に染められた、『枯れない桜』のある世界。



その中心にある風見学園に、


手のひらから和菓子を生み出し、

他人の夢を垣間見てしまう、


とても何かの役に立ちそうもない、ふたつのささやかな力を持つ男子学生がいました。

平凡とはほど遠く、非凡にもほど遠い……。



そんな彼は、卒業間近の『学園』で、さまざまな女の子達に出会います。



学園のアイドルや、ぽけぽけした先輩、



転校生の巫女さんに、お人形のような少女……。




たくさんの出会いが紡ぎ出す、


ちょっとこそばゆくて、ちょっとせつない


恋物語のはじまりです。









ちょっと書式なぞ変えてみたり、
さてこのD.C.ですが全編通して「枯れない桜」というものが物語に深く関わってきます(一部の人物を除きますが)
まぁぶっちゃけた話「枯れない桜とその副作用による不可思議な現象」がシナリオの核となり各ヒロインとウハウハするのが
このAVG全体の目的ですかね、よってシナリオの中では



念能力者もビックリの摩訶不思議アドベンチャーが繰り広げられます


そのことを踏まえつつヒロイン紹介に移りましょう
ちなみに一部のネタバレ要素があるため桜との関わりは反転で伏せています。












朝倉 純一(代理画像)

本編の主人公、「かったりぃ」が口癖のやる気のない男子学生
祖母が魔法使いであるためか一部能力を受け継いでいる
一つは「何もない空間から和菓子を生み出す能力」具現化系?
もう一つは「他人の夢を見せられる能力」
義妹の音夢と二人暮し









朝倉 音夢

主人公、朝倉純一の義妹にして同級生。成績優秀で学園では優等生で通っている。
病弱ですぐ微熱が出る、基本的に素直で生真面目
料理の腕は殺人的らしい、王道です。
桜による付加能力は
主人公の心と直接接続できるというもの。結果それが最終的に仇となる・・・
兄さんと呼ばれるのが相当萌えると抹茶に気づかせてくれたキャラ。
ラストがいい感じです






芳乃 さくら

主人公の従妹で近所に住んでいたいわゆる幼馴染。
子供のころ海外に引っ越して離れ離れになっていたが突然来日して6年ぶりの再会を果たす
IQ180という驚異的天才、植物学の博士号も持っているらしい
みたまんまのロリっ子で6年前からある理由でこの姿のまま成長していない、大歓迎だぜ!
主人公と同じくして魔法使いの血を継いでいるが能力的には桁違いに強い。時計塔で修行した?
ちなみに
枯れない桜は本来さくらの願いを叶える為に祖母が作ったもの







白河 ことり

主人公の同級生
容姿端麗、頭脳明晰、学園のアイドル。
水夏の白河さやかの従妹でもある。帽子はその辺を意識しているとかいないとか
気さくな性格で男女問わず人気がある、聖歌隊にも所属していて歌もうまい
能力は
他者の考えていることが解かるといもの。
幼少期のトラウマが原因でこの能力を習得するが最終的にはそれが仇となる(これがお決まりパターンです)







水越 萌

主人公の先輩で水越姉妹の姉
名前が凄い、特技は寝ながら歩くこと、おっとりとした性格
昼休みには妹と共に鍋をつついている、手に持っているのはアンズ飴じゃありません
能力(?)は
夢の中限定で過去に死んだ親友と対話できるらしいですが多分それは妄想







水越 眞子

主人公のクラスメートにして水越姉妹の妹。
姉とは対照的に勝気、主人公の友達みたいな感じ。
手に持っているのは突撃小銃のバレルじゃありません
まったくと言っていいほど桜と関係がないキャラ、一部の話ではキャラの人数あわせだとか







天枷 美春

主人公・音夢の後輩にして幼馴染。
とくに音夢にはよくなついていて主人公に「わんこ」と呼ばれている
常に元気で前向き、専用ルート序盤で事故に会い意識不明の重態に
その隙を突いて美春と見た目の変わらないアンドロイドのプロトタイプが試験運転を兼ねて学園に送り込まれる
基本動力はゼンマイ(山菜じゃないです)、好物はバナナ。
初期に音夢を「にゃむ先輩」と読んでいたのが一部のファンの間でヒット。
抹茶的には最萌キャラ候補
能力というわけではないが
奇跡的確率で稼動していたり本来ないはずの記憶を手に入れたりした最終的にはそれが仇(以下略)
このキャラもラストがいい感じです






月城 アリス

主人公の後輩その2、無口で人との接触を避けている様子
腕の中のグタッとした不気味な物体はマリオネットらしいです、人と対話するときはマリオネットが代弁することが多い
正直初対面の人は退くんじゃない?
元サーカス団所属らしい、ちなみに立ち絵の数は全キャラの中で一番多い
このキャラも桜との接点が少ない・・・
あえて言うなら
咲かないといわれていた花が咲いたこと?関係ないかもしれないけど







胡ノ宮 環

主人公のクラスに転校してきて許婚宣言をした謎の巫女さん、
幼少期に主人公と出会っているらしい。
能力は未来視、月姫の晶ちゃんと一緒ですね、最終的に(以下略)
巫女服をお見せで着ないのが残念







彩球 ななこ

メガネ、漫画家、能力:無能

以上




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| DQN COMICS          彩球 ななこ   |
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紫 和泉子

見た目クマだが心もクマ
しかし中身はロリっ子というD.C.P.Cのジョーカー
ちなみに地球人ではなくキリト星系第4惑星シーム人らしい。
主人公以外には普通の女の子に見えているらしいがおそらく主人公がクマに見えるのは桜のせい
好物はシャケ。
所持能力は桜によるものではなく和泉子の星の技術らしいが
一応
他者の記憶の改ざんなどが出来る
クマのくせに






鷺沢 頼子

画像が見つからなくて大変・・・
主人公の家に住み込むことになるネコミミメイドです
極度の対人恐怖症、猫だしね
あえて深くは語りません、本編やってください。

ネコミミが神である事を実感します



工藤 叶

主人公のクラスメート、D.C.ではセリフだけだったがP.C.では立ち絵だけでなく専用ルートも作られた
ただしルートに入る難易度がやや高め、ちなみに801展開ではありません。


主人公は801扱いされますが








杉並

主人公の悪友、裏でイロイロやっているダークキャラでもある


それだけ







白河 暦

ことりの姉にして主人公達の担任教師、生物担当?
口癖は「実験材料にしてやる」







瀬場

アリスの執事、元はどこかの特殊部隊にいたとか。
D.C.P.Cの黒幕だと抹茶は睨んでいる







八木 ブリッジ

杉並に長官と呼ばれている謎のヤギ、どこかにつけ現れては紙を食って帰ってゆく謎キャラ。
さいたまの天敵。






キャラについてはこんな感じ。疲れた・・・・・・


さて最後に各ルートの講評です





朝倉 音夢:良かった、の一言に尽きますね、ラストは涙腺の弱い方はハンカチを用意してください
ただ多少強引な終わり方をしているのは確かです、が無視ですよ無視♪


     芳乃 さくら:よくまとまってると思います、終わり方も自然な感じですしね、祖母が何者なのかもわかりますし
             ある意味でD.Cの核となるシナリオです、桜の秘密に迫ります。キャラがロリだからじゃないです


 白河 ことり:萌へと真面目の中間が気持ちいいシナリオ、ただ後半しばらく鬱になるかもしれないです


        水越 萌:なんだかな、凡ですかね。悪くなく良くなく。最後主人公がちょっとかっこよかった印象があります


水越 眞子:姉以上に凡、話が短い上に緩急や見せ場がないためか印象極薄。しかたないですね


天枷 美春:途中まではマターリ行ってたのに後半急に重くなります、個人的には好きなルートです
最後の停止のシーンは涙腺刺激してきます。
バーナナ――――――――


         月城 アリス:普通ですかね、どちらかというと瀬場の武勇伝をもう少し聞きたかったかもですよ――――――――


         胡ノ宮 環:まったりまったり進んでたんですがやはり後半がちと重い印象を受けました、巫女萌要素が少々薄い


彩球 ななこ:さいたま―――!!さいたまさいたま――――――!!(主人公の女装は良かったり)


    紫 和泉子:バカシナリオかと思ったら意外と真面目なルートでした、コンセプトは「好きの理由」ですかね


    鷺沢 頼子:最後の「205時間ぶりの告白」というシーンが凄く好きですね、意味なくネコミミは生えません
そこんとこ理解しながらプレイするといいかも、
ネコミミキタ―――――――


     工藤 叶:シナリオ全体を見ればいいと思います、801扱いが許せませんがそこんとこは無視です無視




全体講評




良作です、個人的には激しくオススメ。
今回レビューを書くに当たって一通り流して再プレイしたんですが
誰が最萌えか非常に決めがたいです。



D.Cのオススメ度

★★★★★

個人的にはオススメですし一応名作といわれていますから





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